日本はピルの服用率が3%に満たない「ピル後進国」であり、IUD(Intrauterine Device・子宮内避妊用具)やIUS(Intrauterine System・子宮内避妊システム)にいたっては使用率0.3%という低さです。そんな日本で、イスラエル発のIUDならぬIUB(Intrauterine Ball)の名を冠する革新的デバイス「IUB Ballerine」が来年2025年から展開される予定です。
ボール状のこのデバイスは、リプロダクティブヘルスの新たな選択肢として日本の常識を塗り替えてくれるでしょうか。開発元であるイスラエル企業OCON Therapeutics社が日本で2月に開催されたFemtech Fes!(アジア・日本のフェムテック市場を牽引するfermata株式会社が中心となって開催するイベント)に二度目の参加を果たし、IUBシリーズを出展。二度目の来日となった同社CEOのKeren Leshem氏にIUBシリーズの開発背景について話を聞きました。