• 2018.06.27

NanoLock社、軽量、解読不可能なセキュリティ・管理プラットフォームで
IoT
セキュリティ・ソリューションに新たな基準を設定

 

2018618日、Nitzanei Oz(イスラエル)およびニューヨークNanoLock Security社は本日、IoT(モノのインターネット)およびコネクテッドデバイス(インターネットに接続されたデバイス)のエコシステムを対象としたセキュリティおよび管理プラットフォームを発表いたしました。同製品は業界で最も包括的であり、軽量で解読不可能なプラットフォームです。コネクテッドデバイス、IoT機器については、製造時から製品寿命までの期間を通し、組み込み層からクラウドまでの全体にわたるプロビジョニング、保護、管理、安全な更新が喫緊に求められており、NanoLock社の技術はこうした市場のニーズに対応するものです。

 

NanoLock社のアプローチはCPUにもOSにも依存しないため、あらゆるコネクテッドデバイス、IoT機器、さらにそれらの機器を管理するクラウドにも対応し、利用可能な処理能力やエネルギー消費量にかかわらず、またCPUへの不正侵入が避けられなかった場合でさえも、確実に保護します。NanoLock社のプラットフォームは、通常動作中も無線配信によるファームウェアの更新(FOTA)中も、製造時から販売終了後に至るまで、機器からクラウドまでの整合性および相互保護を保証します。

 

NanoLock社の特許取得済技術により、コネクテッドデバイス、IoT機器の内部にあるファームウェア、ブートイメージ、システムパラメータ、重要アプリケーションに対する上書き、改変、改ざん、消去、ランサムウェア攻撃を防ぎます。当社の価格を抑えた各種ソリューションにより、サイバー(コンピュータネットワーク内)とサイバーフィジカル(ネットワークと物理装置)の保護を組み合わせ、組み込み層からクラウドに至るまで、安心と安全を提供いたします。

  1. ORENは機器側における組み込み型セーフガード保護であり、ネットワークやクラウドからの攻撃のほか、機器に物理的にアクセスできる攻撃者に対しても作動します。OREN技術は、突破不可能な最終防御線として働きます。
  2. FOTALock technology技術により、無線配信によるファームウェアの更新(FOTA)、アプリケーション配信、非常に重要なパラメータ配信を安全かつ確実に実現します。
  3. Management of Things™MoT™により、機器を制御および管理します。これには機器のセキュリティ監視、バージョン管理、攻撃警報などの堅固な機能を含みます。MoTは、スタンドアロン型ソリューションとして導入、またはお客様ご自身のセキュリティ管理プラットフォームへの統合が可能です。

 

NanoLock社の技術は、特にクラウドサービスの提供者、運営者およびOEMに向けて開発されました。当社のプラットフォームは現在、米国、日本、韓国および欧州の大手企業により試験運用されています。その用途は多岐にわたっており、自動車、コネクテッド・カー、スマートメータ、ICおよびルータなどが挙げられます。

 

推薦の言葉

Chris Wilder氏(Moor Insights & Strategy):「当業界は、近年多数の不正侵入や攻撃を受けて、コネクテッドデバイス、IoT機器に十分な保護を提供するべく取り組んでいます。私は、機器が製造時から製品寿命に至るまで、コンピュータネットワーク内のほかネットワークと物理装置とを組み合わせて保護、管理するNanoLock社の方式を気に入っております。」

 

丸橋隆行氏(株式会社テクノ・システム・リサーチ):「IoTエコシステムの一環であるコネクテッド・カーは、セキュリティ脆弱性が生命に関わる領域です。NanoLock社のようなソリューションを使えば、動作中や構成要素の更新処理中も、ECUのネットワークを完全に保護、管理することができます。CPU保護は脆弱であることが判明していますが、NanoLock社のアプローチはこの問題を解決してくれます。」

 

Jack Gold氏(J.Gold Associates, LLC社長):「大部分のIoT機器におけるセキュリティの欠如は、つまり消費者、企業の双方ともほとんどが無防備であり、ハッキングや不正侵入の被害を受ける可能性があるということです。侵入を最小限に抑え、低価格機器にも導入でき、セキュリティ管理とアクセス保護が可能な、新たな技術ソリューションが求められます。その必要性こそが、今後のIoT機器全体にとってコアケイパビリティ(中核力)となるはずです。」

 

Eran Fine氏(NanoLock Security CEO):「私達はお客様やユーザとの対話を通して、コネクテッドデバイス、IoT機器の保護および管理方法に潜む基本的な欠点を洗い出してきました。NanoLock社は、こうした欠落部分を埋めるべく設立されました。当社の使命は、組み込み層からクラウドに至るまで、コネクテッドデバイス、IoT機器のセキュリティと管理を実現することです。当社は本日、その使命を果たすに至りました。当社の極めて強固な防御アプローチと、機器とクラウドとの整合性を図るアプローチが業界標準となることを願っております。」

 

NanoLock Securityについて
NanoLock Security社は、新世代型のコネクテッドデバイス、IoT機器の管理および安全確保のアプローチに深い知見を持つ創業者と経営陣を中心に、経験豊かな業界幹部により2016年に設立されました。当社はコネクテッドデバイス、IoT機器に対して、業界唯一となる軽量、解読不可能、低価格のセキュリティ管理ソリューションを提供します。実質的にコンピュータ・リソースも電力リソースも消費しないNanoLock Securityは、ファームウェア、コネクテッドデバイス、IoT機器に保存された機密情報を保護するほか、ランサムウェアによる攻撃から保存されたコードの改ざんまで幅広く防御します。NanoLockは、ニューヨーク、イスラエル、東京に拠点を擁しています。詳しくはwww.nanolocksecurity.comをご覧いただくほか、当社のTwitterおよびLinkedInをフォローしてください。