– イスラエルの老舗メーカーの靴を10年以上扱っている日本で唯一の会社が奈良県にある。靴を届ける会社を作りたかった」という宮川さん(49歳)。見慣れないイスラエルの靴にどのように惹かれたのだろうか。
– 2004年、彼は勤めていた会社を辞め、妻と世界を旅することを決意した。義理の母が旅のお供として彼にくれた靴は、靴ひもがなく、足を入れて履くスリッポンだった。1942年創業のイスラエルの老舗メーカー、NAOTの革靴だった。ヘブライ語でオアシスを意味するNAOTは、乾燥地帯が多いこの国で「オアシスのような快適さ」を生み出すことを目指している。