• 2023.11.30
  • 投資・VC

イスラエルのイノベーションを世界に広める非営利団体Start-Up Nation Centralが発表したイスラエル・テック・エコシステムの活動概要によると、10月7日のハマス攻撃で戦争が始まって以来、投資とM&Aの両方が10億ドル近くに達しました。

合計10億ドル近い29の投資ラウンドで、このセクターは力強く持ちこたえている」と報告書は指摘し、ネクスト・インシュアランスの2億6500万ドルの資金調達ラウンドを取り上げました。

「サイバーセキュリティとヘルステックの両セクターは活発な動きを維持しており、これらの業種の回復力と成長の可能性を強調している。」と著者は書いています。

パロアルトネットワークスは、テルアビブに拠点を置くタロン・サイバー・セキュリティ社とディグ・セキュリティ社をそれぞれ6億2500万ドルと3億5000万ドルで買収し、総額10億ドル近い2つの重要なM&Aを完了しました。

「一貫した取引の流れに加え、イスラエルのハイテク企業は最先端の製品と開発を提供している」と報告されています。

11月21日、エヌビディアは、スーパーコンピューター「Israel-1」の第1段階が予定より2カ月早く完成したと発表しました。このマシンは、AIの運用を主導し、現地の研究開発イニシアチブを推進することを目的としています。

Start-Up Nation Centralのアヴィ・ハッソンCEOは、「最近の紛争や世界経済の変化にもかかわらず、イスラエルの技術部門は目覚ましい回復力と適応力を示してきました。イスラエルのテクノロジー部門は、この国の経済の礎であり、この国を世界的なイノベーションの最前線に押し上げたダイナミックな力であり、今後もそうあり続けるでしょう」と述べています。


参照:Israeli investments, M&As both near $1 billion despite war by ISRAEL 21c