イスラエル出身の起業家ラファエル・オウザン(Raphael Ouzan)は、「インパクトのある製品を開発するためには、高いパフォーマンスを発揮するチームが必要だ」という考えから、2020年初めに「A.Team」を立ち上げた。同社は、優秀なフリーランスの技術者を集め、大規模なプロジェクトを紹介することを目指している。A.Teamでは、これまでにワクチン製造ソフトウェアから学習アプリまで、様々な製品の開発プロジェクトを仲介してきた。
A.Teamは5月17日、ステルスモードを脱却し、Tiger Global ManagementとInsight Partners、Spruce Capital Partnersが共同で主導したシリーズAラウンドで5500万ドル(約70億円)を調達したと発表した。このラウンドには、ジェイ・Zが設立したRoc NationのVC部門や、リーダーシップ論で知られるアダム・グラントなどの著名な投資家も参加した。オウザンによると、同社を利用している200社の中には、マグロウヒルやリフト、ペプシコなどの大手企業が含まれるという。