• 2023.10.30
  • お知らせ

イスラエルはテロリズムとの不屈の闘いにおいて確固たる地位を築いており、この闘いの中でイスラエルの技術力は強固で揺るぎないものとなっています。

このような困難な時代にあってもイスラエルのテック・エコシステムは力強く、誇りを持っています。企業は依然として顧客にサービスを提供し、喜ばれる存在であり続けています。

レジリエンス(困難な状況下での回復力)は単なるスローガンではありません。イスラエルのハイテクを今日の姿にした不朽の精神なのです。

イスラエルのハイテク企業は、提供し続けます。

何があったとしても

 

 レジリエンスはイスラエル・テック・エコシステムの主要な特徴のひとつ

イスラエルのテック・エコシステムは、レジリエンス(回復力)、アジリティ(敏捷性)、そして大胆さによって長年にわたって繁栄してきました。たとえ大きな困難があったとしても、私たちを強くするのはまさにこうした特性なのです。 これがイスラエル・テックのストーリーです。私たちは常に成果を出し、そして障害が立ちはだかったとしても、私たちはそれを克服するのです。

 イスラエルはこれまで危機を経験しながらも常に事業の継続性を維持してきました

これは以前の紛争やCOVID、経済危機にも当てはまります。同様に、ロシアとウクライナの戦争が始まった際、イスラエル企業は通常通りのビジネスを維持するために必要な調整を行い、必要な敏捷性とスピードを発揮しました。 それは今日でも変わることはありません。

 イスラエルのハイテクは、豊富な経験を持つ成熟したエコシステムである

技術部門のリーダーたちは、紛争や経済の混乱など危機管理に精通しています。

 イスラエルのハイテクはすでに “New Normal “に適応している

トラウマと紛争は今も続いています。しかし、そのような状況下でもすでに完全に稼働している状態に戻りつつあります。オフィスは営業しており労働力の大半は活動しています(兵役に召集されたのはわずか10~15%)。そして、世界中の顧客に最高レベルのサービスを提供し続ける為、各社は必要な調整を行ってきました。

 イスラエルのハイテク企業は機敏かつ迅速に行動している

戦争がしばらく続いても、通常業務を維持する準備はできています。タスクとロードマップには優先順位が付けられており、グローバルなチームメンバーを擁する企業は必要に応じて海外から冗長性を提供しています。

 イスラエルは戦場ではない

アイアンドーム(対ミサイル防空システム)によりイスラエル人は日常生活を送ることが可能です。いつでもリモートで働くことで、利用可能なチームメンバー全員がオフィスや自宅から効率的に協力し合うことができます。

 イノベーションは止まらない

イスラエルのテック・エコシステムには、危機の最中やその後に発展した変革的な企業や製品の豊かな歴史があります。

 私たちは孤独ではない

イスラエルには450社以上の多国籍企業が進出しています。彼らの継続的なサポートとコミットメントは、私たちの能力に対する信頼の証です。(例:Google, Microsoft, Amazon, Nvidia, Meta, その他多数)

 政府支援

イスラエル政府は、イスラエル・テック・エコシステムの支援に常に積極的であり、現在、世界的に有名なテック・シーンの健全性を確保するために資金の割り当てを行っています。実際、イスラエル・イノベーション庁はすでに緊急資金計画を発表し、スタートアップに2500万ドルの特別支援を拡大しています。この援助は始まりに過ぎず、今後大幅に拡大する見込みです。

イスラエルは残念ながら危機や不確実性の下で働くことに慣れています。しかし、幸いなことにイスラエルのハイテク企業はすべて、最悪のシナリオを想定して作られています。

イスラエルは力強い国です。50年前にゴルダ・メイアが述べたように、「私たちの秘密兵器は、他に行く場所がないので、負けることがない」ということです。人生においてもビジネスにおいても、イスラエル人のメンタリティに根付いています。

 

よくあるご質問

Q. イスラエルのハイテク企業は、この間も通常のサービスを提供できますか?
簡潔に言えば答えはイエスです。イスラエル企業は有能で、回復力があり、顧客やパートナーのために尽力しています。彼らは “new normal “に適応し、このような困難な時期であっても、通常通りのビジネスを継続することができます。

Q. CEOをはじめとする上級幹部が予備役として招集された場合、企業はどのように対処しているのでしょうか?
技術職の兵役による影響はわずか10~15%です。ほとんどの企業はチームとリーダーシップの大部分を事業継続に集中させています。個人が不在の場合は仲間のリーダーに迅速に引き継ぎ、事業の継続と繁栄を確保しています。更に経験豊富な業界リーダーの多くが、この時期ボランティアとして若い企業を支援しています。

Q. この時期のリソースの喪失によって、製品ロードマップはどのような影響を受けるのでしょうか?
優先順位付けが鍵です。このような時期、イスラエルのビジネスリーダーは優先順位付けとそれを実行することに長けています。企業が納品を続けることでコミットメントは守られるでしょう。

Q. イスラエルのアーリーステージの新興企業は危機に瀕しているのでしょうか?
イスラエル政府と投資家コミュニティは、優良企業がこの時期を乗り切るのに十分な道筋を整えるための措置を講じています。

Q. イスラエルの新興企業への投資は今が好機でしょうか?
過去10年間、イスラエルのハイテク・セクターはイスラエル経済において最大かつ最も急成長している産業となり、海外からの莫大な投資を引き寄せてきました。世界経済の先行き不透明性により昨年は投資が減速したものの、イスラエル企業は革新を続け絶好の投資機会を提供しています。

Q. イスラエル企業の多くは機能しているのでしょうか?オフィスに戻っても安全でしょうか?
全てのイスラエル企業は全面的に業務を継続し、“New normal“に適応しています。オフィスは引き続き稼働しており、従業員や訪問者にとっても安全です。アイアンドームによりイスラエル人はごく普通の日常生活を送ることができています。

Q. 戦争はいつまで続くのでしょうか?ロシアとウクライナの戦争のように数カ月に及ぶ可能性はあるのでしょうか?
現段階では、この戦争が何週間続くかを予測するのは難しいですが、イスラエルのテック・エコシステムは既にこの状況に適応しており、戦争が速やかに終結しなくとも事業継続に必要なものを備えていることを強調する必要があります。

Q. イスラエル企業はリソースを海外にシフトできるのでしょうか?
短い答えはイエスです。ハイテク企業は元来移転が可能であり、事業継続性を確保するために必要な場所に業務をシフトすることができます。実際、既に多くの企業が重要な機能を世界中の複数の拠点に分散させて冗長性を確保しています。 

Q. イスラエルのハイテクと軍の間には強い結びつきがあります。スタートアップ企業の焦点は戦争支援へと移行したのでしょうか?
より広いイスラエルの市民社会と同様に、地元のハイテク・コミュニティは、ロジスティクスやテクノロジーを含むさまざまな方法で戦争活動を支援しています。スタートアップ企業は時間や専門知識を提供していますが、これは通常の事業運営に加えて行われています。強力なテック・エコシステムを維持することは、イスラエルの長期的・短期的な回復力にとって同様に重要であると考えられています。

Q. イスラエルのテック・エコシステムを支援するために何ができるでしょうか?
何よりも、これまで通りイスラエル企業との取引を継続することで支援を示していただけましたら幸いです。

Q. イスラエル経済の強さ、安定性、そして困難な時期における回復力には、どのような重要な経済的要因が寄与しているのでしょうか?
イスラエル経済は強く、安定しており、強固な基盤に基づいています。これまでも困難な時期から回復する能力を実証してきました。 戦争前、イスラエル経済は経常黒字で債務残高対GDP比は低く、外貨準備高も高水準でした。イスラエルの経済活動、はここ数カ月で成長が多少緩やかになったにも関わらず高水準にありました。さらに 労働市場はタイトで完全雇用環境にあります。

本文(英文)はこちらから

 

尚、日本・イスラエル双方のビジネスコラボレーションは継続されており、

直近の例では大日本印刷株式会社(DNP)&Idomoo Ltd.(アイドゥム 本社:イスラエル)、株式会社テリロジーホールディングス&イスラエル RevealSecurity Ltd.

がそれぞれ提携いたしました。

 

Reference:

Start-Up Nation Central