• 2025.03.07
  • クリーンテック
  • ロボット・AI・製造関連技術

ソフトバンク株式会社、ZutaCore®およびFoxconnは、AIデータセンターの低消費電力化を目指して、NVIDIA H200 GPU を搭載したNVIDIAアクセラレーテッド コンピューティングを活用するAIサーバーに、ZutaCoreの二相式DLC(Direct Liquid Cooling、直接液冷)技術を世界に先駆けて実装しました。また、ソフトバンクは、二相式DLC技術を搭載した冷却機器をはじめとするサーバーの各構成要素を、ラックスケールで統合したラック統合型ソリューションを設計・開発し、2025年2月にソフトバンクのデータセンターで動作実証および性能評価を行いました。実証の結果、NVIDIAの温度試験(NVQual)に合格し、このラック統合型ソリューションの互換性、安定性および信頼性を確認した他、ラック単位での冷却効率としてpPUE1.03(実測値)を実現しました。

ZutaCore

ZutaCoreは、HyperCool-主流のデータセンター向けのチップに直接接続する水なし液冷ソリューションで、ゼロエミッションのデータ産業への転換をリードしています。データセンターにほとんど影響を与えない当社の二相液体冷却技術は、従来のデータセンター冷却システムの50%少ないエネルギーと半分のスペースで処理能力を3倍にすることにより、持続可能な冷却の力を解き放ちます。効率を最大化するだけでなく、HyperCoolは拡張性があり、導入が容易で、どのような気候や場所でも安定したパフォーマンスを保証します。