セキュリティ検証技術を手がけるイスラエルのPenteraが、日本を含むアジア太平洋市場への事業拡大を表明した。最高経営責任者(CEO)のAmitai Ratzon氏に、同社の特色や事業展開への意気込みなどを聞いた。
同社は、イスラエル軍出身で最高技術責任者(CTO)を務めるArik Liberzon氏らが2015年に創業した。イスラエルのほかに米国や欧州、アジアなどの世界各地で17カ国・約300人が勤務する。顧客は40カ国以上の約700社に上る。2018年に参画したRatzon氏もイスラエル軍の落下傘部隊出身で、退役後は主に金融テクノロジー分野の企業で要職を歴任したとのこと。「2018年まで“ステルスモード”(自社製品などを限定した事業展開)だったが、同年に事業を本格化させ、コロナ禍を経て多くの顧客から引き合いをいただくようになり、アジア太平洋地域で長期にわたり事業を強化していく」と述べる。