イスラエルのベンチャー・プラットフォームであるOurCrowdは、本日、ソフトバンクのVision Fund 2が2,500万ドルの転換社債型新株予約権付社債を発行したことを発表しました。また、この案件の一環として、OurCrowdはソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズ(SBIA)と戦略的パートナーシップを結び、「OurCrowdのオンライン・ベンチャーキャピタル投資プラットフォームを通じた投資機会の検討」と「市場動向の共同評価」を行います。ここでは、人工知能、量子コンピューティング、モビリティ、アグテック、セキュリティ、ヘルステックなどに関連するプロジェクトに取り組むスタートアップに焦点を当てます。
「OurCrowdのCEOであるJon Medved氏は、「ソフトバンクによるOurCrowdへの投資は、ベンチャーキャピタルのアセットクラスにおける更なるイノベーションのために協力することで、真の相互価値を生み出すでしょう。ソフトバンクは、投資先企業や起業家への素晴らしいサポートで知られており、これ以上の強力なパートナーはいないでしょう。」と語りました。
現在、OurCrowdのプラットフォームには、約14万人の認定投資家が参加しています。同プラットフォームへの新規登録数は、2020年には2万5,000件、2021年にはすでに7万5,000件を突破しています。新規投資については、今年は5億ドルを超える数を見込んでいます。
OurCrowdは、今回の資金調達を、プラットフォームと投資家層の拡大、および、プラットフォームに組み込む新規スタートアップを特定するプロセスの加速に活用するとしています。同社はこれまでに、30のファンドを通じて約280社に投資してきました。これまでに最も成功したイグジットには、Lemonade、Beyond Meat、Jump、Kenna、Argus、Waveなどがあります。
「SBIAのイスラエルにおける事業責任者であるYossi Cohenは、「ソフトバンクは40年以上にわたり、主要なテクノロジーのトレンドを先取りした投資を行っており、プライベートマーケットのエコシステムには、巨大で埋もれた可能性があると信じています。「OurCrowdには、イスラエルの有望なスタートアップが国際的な技術チャンピオンになる可能性を支援するネットワークと血統を持つ投資パートナーがいます」と述べています。