NTTデータ、グローバルなデジタル ビジネスおよび IT サービスのリーダー、および オーロラ研究所自動車の人工知能 (AI) 企業である は、自動車産業における世界的な戦略的協力を発表し、生産と物流における最初の共同プロジェクトを発表しました。
この提携により、プロダクションおよびロジスティクスからアフターセールスまで、ソフトウェア更新の迅速化とセキュリティに対するニーズの高まりに対応し、最大 25 倍の効率性向上を実現します。
2023 年 1 月 17 日 Munich | Bad Homburg | Tel Aviv – 本日、グローバルなデジタル ビジネスおよび IT サービスにおけるリーディング企業である NTT データと、車載向けAI (人工知能) 企業である Aurora Labs が、自動車産業におけるグローバルな戦略的協力関係を結んだこと、プロダクションとロジスティクスで最初の共同プロジェクトを開始したことを発表しました。これにより、5G トランスポート層にて、AI 技術と 5G を最適に組み合わせたスケーラブルでアジャイルに Over The Air (OTA) ソフトウェア更新を、高い効率性かつエンドツーエンドでセキュリティが担保された状態でお客様に提供できるようになります。
5 分の 1 の時間で 5 倍の車両を生産
NTT データと Aurora Labs が提供する 5G 通信技術と Over The Air 更新技術を組み合わせたソリューションは、Aurora Labs の自己学習型人工知能技術 (AI) と組み込みの自己最適化技術がベースとなっています。AI により必要な送信量を大幅に削減し、5G で高品質な接続を担保することで、効率性が25 倍向上し、無線セルあたり 5000 ノード (車) の更新が可能となります (4G ネットワークの場合、無線セルあたり 1000エンドノートの更新が可能)。これにより、転送時間とコストだけでなくビットあたりの kW 電力も削減可能なため、サステナビリティに対する取り組みにも貢献できます。
現在、公共の 5G ネットワークは広範囲に渡り展開されていますが、これを補完するネットワークとして、各企業は所有する建物、工場、または区画内で特定の人物のみが接続可能な独立したプライベート 5G ネットワークも構築できます。プライベート 5G ネットワークには、ネットワーク切断がなく、遅延が少なく、高帯域幅を利用した信頼性の高い接続が可能という利点があります。そして、こうした自己完結型のネットワークを活用してAurora Labs 独自の非オープンソース アルゴリズムで作成したソフトウェア更新ファイルを配信することで、比類のないセキュリティを実現できます。これに NTT データのソリューションを組み合わせると、アンテナ、基地局、デバイス メモリなどのハードウェアにまつわるコストを増加させることなく、速度とカバレッジの継続的な向上、顧客の Over The Air 更新に対するニーズに応じた成長が可能です。
Aurora Labs の AI をベースとした Vehicle Software Intelligence (VSI) ソリューションは、実用的なデータの継続的な収集、車両のソフトウェアに加えられた変更の詳細な情報を取得できることから、世界の自動車およびデバイス メーカーによって採用されています。ソフトウェア開発ライフサイクルの早い段階で VSI ソリューションを結合すると、開発プロセスの合理化と、業界最小レベルまでの更新ファイルの圧縮が可能です。自動車メーカーは、Aurora Labs の AI ベースのVehicle Software Intelligenceを採用することで、明確な費用対効果と大きな経済的利益を実現し、ソフトウェア更新にまつわるデバイス ハードウェアとデータ転送にかかるコストを最大 98% 節約できます