Seed-stage startups credit: Shutterstock
世界的なトレンドに反して、イスラエルのアーリーステージのハイテク企業は増加する投資を集めている。
イスラエルの大手日刊ビジネス誌 “Globes”がその現象を調査した。
ここ数ヶ月、イスラエルのテクノロジー系新興企業の評価が上昇している、とベンチャーキャピタルの投資家が述べている。この評価はシードラウンドに基づくもので、アーリーステージ企業の評価が低下するという特徴を持つ世界のベンチャーキャピタルの投資トレンドに反している。
「シードラウンドが高い評価額でクローズされるのを目の当たりにしています」と、ある資本市場関係者は話す。「シードラウンド後の最低評価額は1800万ドル、さらには2500万ドルから2700万ドルで、かつては2000万ドルだった。例えばアメリカでは、シードラウンド後の企業の評価額は、有力で注目されている分野であっても900万ドルから1000万ドル程度にまで下がっている。」
同時に、イスラエルで行われた資金調達ラウンドの数も今年増加している。IVC Research Centerが今週発表した2024年上半期のTech Reviewのレポートによると、今年の上半期にこれらのラウンドに投資された金額は11億8000万ドルで、アーリーステージの企業が8億1800万ドルの資金調達にとどまった2023年下半期を44%上回った。IVCのベン・クラインCEOによると、アーリーステージ企業のディール数は大幅に増加した: 2023年下半期はわずか114件であったのに対し、2024年上半期は163件であった。