• 2023.07.28
  • 環境・水・エネルギー関連

石油メジャーのシェブロンは、地中海東部に洋上液化天然ガス(LNG)プラントの設置を検討しています。イスラエル沖のガスをヨーロッパやアジアに輸出する計画です。米国メキシコ湾でのLNG取引も開始され、石炭よりも温室効果ガスの排出量が少ない天然ガスの需要を取り込む。

2020年、シェブロンは独立系米企業ノーブル・エナジーを買収し、同社が2010年頃に発見したイスラエル沖の海底ガス田リヴァイアサンの権益を取得しています。この油田の可採埋蔵量は6,050億立方メートルで、世界最大のLNG輸入国である日本の需要の約6年分に相当すします。イスラエルだけではすべてのガスを消費しきれないため、余剰ガスの行き先に注目が集まりました。