イスラエルのアステラ社は、水道管の漏水を検知する技術を開発し、能登半島の各地域へ無料で提供している。
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県6市町で行う衛星画像を用いた水道管の漏水調査に関し、イスラエルのインフラ解析企業、アステラ社は27日、データの無償提供で協力すると発表した。
衛星から地表にマイクロ波を照射し、反射波を人工知能(AI)で解析して漏水の可能性がある場所を絞り込み、地震で損傷した水道管の修復作業を手助けする。
アステラ日本及び韓国代表マネージャーであるユヴァル・ハレヴィ氏は、次のように述べた。「昨年の元旦に能登半島で大地震が発生した際、「ASTERRAとして、この地域の配水システムの復旧に貢献できることはないか?」と考え、能登半島地域の現場チームの皆様が迅速に漏水箇所を特定し、修理するための一助となればと思い、衛星による解析データを無償で提供することにした。」
石川県七尾市上下水道課の担当者はオンラインで会見に参加し、「人海戦術で全てを調査するのには限界がある。適切な管理をするため力を貸してほしい」と話した。
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